
慶應義塾大学卒業後、東証一部上場のIT企業に入社。
人事システム領域ではプロジェクトマネージャーとして、SAPやSuccessFactorsのグローバル展開など複数プロジェクトを経験。
人事部として新卒採用から中途採用、700人以上の社員のキャリアや労務を担当。
人事評価制度を構築した経験もあり、エンジニア採用や業務委託にも精通。
「エンジニアとして収入をアップさせる方法が知りたい!」
「転職すれば年収は上がる?」
エンジニアとして年収を上げていくためには転職を成功させていくことが重要です。
同じプロジェクトで同じ業務を行っているにも関わらず、他社のエンジニアの方が100万円以上も年収が高いなんてことが日常茶飯事の業界ですよね。
なぜそのような違いが生まれるのか、どうしたら自分も年収を上げられるのか知りたい方も多いでしょう。
ここでは東証一部上場のIT企業で9年間人事を行い、自身もプロジェクトマネージャーとしてエンジニア採用も経験してきた筆者が、エンジニア転職で年収を上げる方法をお伝えいたします。
中の人でなければ分からない話も含めて、ぜひ参考にしてもらえたらと思います。
レバテックキャリア・・・エンジニアに特化して15年のキャリアがある転職エージェント。
年収アップ率60%以上、初回に提案される案件での内定率が90%を超えており、最適な求人を紹介してもらえることに定評がある。
マイナビITエージェント・・・IT業界の転職に詳しいキャリアアドバイザーがサポートしてくれる転職エージェント。
担当のアドバイザーが履歴書の添削や面接対策、日程調整までサポートしてくれる手厚さがウリのサービス。
Geekly・・・6,000件の転職支援実績がある、エンジニア転職業界最大級の転職エージェント。
年収アップ率75%で、案件数が豊富にあり、多くの求人から自分にあった選べるのが強み。
エンジニア転職で年収を上げるための前提知識(年収の決まり方)
エンジニア転職で年収を上げるためには、年収とはどのように決まるのか、どうしたら上がるのか、または下がってしまうのかを知る必要があります。
ひと昔前までは、年収を上げるためには会社の中で昇格をする必要がありました。
その昇格をするために何が必要だったかと言えば、会社に長くいること、歳を取っていくことだったのが、日本独特の年功序列と言われる制度ですよね。
年功序列が成り立った前提は日本経済と個別企業も右肩上がりで成長していくことでしたが、ご存じの通りこれからの日本は真逆の右肩下がりとなるでしょう。
エンジニア転職で年収を上げるためには「年齢に対して能力が高い」人材になる
年齢を重ねるだけで年収が上がる時代は終わりました。
もっと言えば、年齢を重ねるだけでは人材価値としてマイナスになる時代となりましたよね。
そのためこれからの時代で、特にエンジニアとして年収を上げていくためには年齢に対して能力が高い人材になる必要があるのです。
若いのに能力が高ければ年収は上がり、歳を取っているのに能力が見合わなければ年収は下がるという前提をぜひ知っておいてください。
この労働市場の仕組みを知った上で、どのように能力を高めるか、転職においては能力があることを示していくかがポイントとなるわけです。
エンジニア転職で年収を上げるためには今の年収が適切かも確認(転職未経験の場合は低いことが多い)
エンジニアが転職をして年収を上げていくためには、そもそも今の年収が適切なのか、高いのか低いのかを知る必要がありますよね。
同じ会社でただがむしゃらに頑張っていたとしても、年収を上げる仕組みが分からなければ年収は増えません。
例えば一度も転職をしたことがない場合、実は今の会社での給料は、他社で働いた場合よりかなり低いことも少なくありません。
能力が高い人ほど市場では高い年収を払ってでも獲得しようとしますが、すでに働いてもらっている同じ会社が他社に取られないために年収を上げ続けるということはほぼないためです。
転職で外から採用する場合は、他社に取られないようにするために年収を上げるなど工夫するため、この時に年収が跳ね上がることもあるということは覚えておくとよいでしょう。
実は他社で働けば年収が100万円以上も上がるといことも多々あるため、自分の適性年収を知るためにも転職エージェントを活用することはぜひおすすめできます。
エンジニア転職で年収を上げるために知っておくべきITSS「ITスキル標準」
先ずエンジニア転職で年収を上げるために、ITスキル標準とも呼ばれるITSSを理解することが有効です。
ITSSをベースに人事評価制度を構築していた筆者がわかりやすく説明いたします。
エンジニア転職で年収を上げるためには評価制度を知ることが重要
転職をして年収を上げるということは、転職先の企業から評価される人材でなければなりません。
新卒採用ではありませんし、やる気や成長意欲などではなく、今まで何をやってきたのか、社内の人材と比べてもレベルが高いのかが評価基準となるわけです。
転職にも関わらず学生のようにやる気だけをアピールしている方も少なくないですが、それでは転職が上手くいくわけありませんので注意しましょう。
エンジニア転職で年収を上げるためには自分のスキルや経験を客観的に理解する
独りよがりのアピールではなく、特にエンジニアの場合は客観的に自分のスキルや経験を示すことが重要です。
それがITSSで、11種類の職種と、7つのレベル、レベルごとの目安となる資格体系から、自分がどこに位置しているか測ることができるのです。
このITSSを参考にしながらエンジニア社員の給料や昇格を決めているIT企業があるため、エンジニアとして年収を上げたい方にもとても参考になると言えるでしょう。
エンジニア転職で年収を上げる3つの方法
ITSSや年収の決まり方を踏まえて、エンジニア転職で年収を上げる方法をお伝えいたします。
エンジニア転職で年収を上げる方法1.スキルを証明する資格を取る(エンジニアは分かりやすい資格が多い)
エンジニア転職で年収を上げるためには、前提としてスキルを上げる必要があります。
やる気や意欲ではなく、何ができるのかというスキルがエンジニアには特に重要となります。
スキルについても漠然と答えるのではなく、レベルを証明するのに使える資格を取っておくことは非常に有利になります。
仮に同じスキルレベルだとしても、資格を持っている方の候補者を取る方が企業側も安心できますよね。
関係性のない資格をどれだけ取っても転職には無意味ですが、エンジニアにとってスキルを証明する資格は強い武器になります。
エンジニア転職で年収を上げる方法2.難易度の高いプロジェクトを経験する
スキルと資格に加えて、経験も必ず聞かれます。
資格は持っているけれどスキルを活用したことがない人より、すでにプロジェクトを遂行した実績がある人の方が強いですよね。
今すぐ転職したい方には難しいですが、長期的にエンジニアとして年収を上げていきたい方は難易度の高いプロジェクトを経験する必要があります。
もし今の会社で炎上プロジェクトの火消しばかりやらされてしまっていたら、先ずは良い経験をするために一度転職を挟むことも有効なキャリア戦略と言えます。
エンジニア転職で年収を上げる方法3.エンジニアの需要やトレンドを知る転職エージェントを活用する
エンジニアやSEと言っても現状は非常に細分化されていますよね。
インフラ系、SIer、Web系、アプリ開発など、とても一括りにできないほど幅広いです。
当然求められるスキルや資格、経験も異なるため、ミスマッチを防ぐためにも業界に詳しい転職エージェントの登録は必須と言えます。
転職エージェントは単に転職先を紹介するだけではなく、業界のトレンドに詳しい点も有効ですよね。
需要の高いスキルは日々変化していくため、今すぐ転職はしなくても、需要の高まるスキルを身に着けておいて年収を一気に上げるという人も実は多いのです。
今すぐに転職しなくても転職エージェントに登録しておくことは間違いなく有効な手段だと言えます。
エンジニア転職で年収を上げるためにおすすめの転職エージェント
エンジニア転職で年収を上げるためには、決してネットの情報だけで勝手に判断することはおすすめしません。
初めて転職エージェントを使う方は、彼らがどれほど企業案件や情報を持っているか驚くでしょう。
一方で転職エージェントも非常に数が多いため、どこに登録すればよいか分かりませんよね。
やみくもに登録すると、彼らからのメールだけでメールアドレスが使い物にならなくなることすらあります。
ここではエンジニアに限定して、本当におすすめできる転職支援サービスのみお伝えいたします。
エンジニア転職で年収を上げるためのおすすめ転職エージェント1.レバテックキャリア
転職希望のエンジニアは必ずプロを活用すべきですが、転職支援サービスは数多くあるため、エンジニア転職で年収を上げるためにおすすめできるサービスとしてはレバテックキャリアがあります。
レバテックキャリアはエンジニアに特化した専門転職エージェントです。
運営会社がシステムエンジニアリング会社ということもあって、エンジニア出身者のエージェントが多い点は特徴です。
エンジニアは間違いなく専門領域ですので、全く知識がない人に担当されるよりもはるかに信頼できますよね。
あなたのスキル、資格、経験プロジェクト、今後のキャリアや希望を細かく伝えて、より専門的かつ正確に理解してもらい、適した企業を紹介してくれるはずです。
レバテックキャリアはエンジニア未経験者にはあまり向きませんが、年収を上げたい経験者には非常におすすめできるエンジニア専門の転職エージェントと言えます。
レバテック株式会社の会社概要
社名 | レバテック株式会社 |
資本金 | 60,000,000円(資本準備金含む) |
事業内容 | システムエンジニアリング事業 IT・Web領域における人材紹介事業 |
認定 | 有料職業紹介事業許可番号 (13-ユ-308734) 労働者派遣事業 (派13-308125) プライバシーマーク認定番号 (第10822633(06)) |
設立 | 2017年 8月 1日 |
東京本社 | 〒150 – 6190 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア 24F・25F |
エンジニア転職で年収を上げるためのおすすめ転職エージェント2.マイナビITエージェント
転職希望のエンジニアの方に、マイナビITエージェントもおすすめできます。
誰でも知っているマイナビの、転職支援サービスに該当するマイナビエージェント。
その中でもIT・Webエンジニアに特化しているサービスとなります。
エージェントのサポートの手厚さに定評があり、特に転職経験の浅い20代と30代の若い方にはとても好評です。
マイナビグループのため非公開の求人など求人案件は非常に多く、東証一部上場企業の超大手の求人まで扱っています。
筆者も東証一部上場のIT企業で10年以上働いていますが、誰でも知っている大手の案件がずらりと並んでいますよね。
模擬面談を無料で練習できるなど、充実の内容となっており、転職を成功させたいエンジニアの方にはぜひおすすめです。
株式会社マイナビの会社概要
株式会社マイナビは非常に幅広い事業を手掛ける著名な企業です。
転職支援サービスのマイナビエージェントだけでも、エンジニアに留まらず、会計士や税理士、看護師や保育士など多種多様な専門職を扱っています。
もちろん有名な新卒採用でも最大手の1社ですし、知名度や実績、ノウハウに一切申し分ないでしょう。
会社名 | 株式会社マイナビ Mynavi Corporation |
本社所在地 | 東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号 |
設立年月日 | 昭和48年(1973年)8月15日 |
資本金 | 21億210万円 |
従業員数 | 約11,400名(マイナビグループ全体) |
許可 | 厚生労働大臣許可番号 有料職業紹介事業 (13-ユ-080554) 東京都知事登録旅行業第 2-6519 号 |
エンジニア転職で年収を上げるためのおすすめ転職エージェント3.Geekly
年収を上げたいエンジニア転職のエージェントとしてGeeklyもおすすめできます。
GeeklyはITとWebに加えてゲーム業界に特化しているエンジニア専門の無料転職エージェントです。
エンジニア専門の転職エージェントだけあり、ベンチャー企業から上場企業の大手まで案件数は非常に豊富で、100社以上の求人を紹介されることもよくあるようですし、平均でも50社ほど紹介されるため企業数には一切困らないでしょう。
個人のスキルレベルや今後の希望に合わせて幅広い企業を紹介してもらえるのは何よりの強みですし、年収が上がる確率もとても高まりますよね。
また特徴的なのが未経験からエンジニアになりたい人や若い人も積極的にサポートしている点でしょう。
エンジニア専門の転職エージェントは専門性故にどうしても経験者のサポートを手厚くしがちなのですが、未経験からでも挑戦できる会社を教えてもらえることはキャリアチェンジしたい若い方に嬉しいですよね。
若い会社ということもあって勢いがあるため、同じく若くてエンジニアとしてのキャリアを積んでいきたいという方、これからが勝負という方により向いていると言えます。
若い方やこれから本格的にエンジニアになりたい方にぜひおすすめのエンジニア専門転職エージェントです。
Geeklyの運営会社情報
Geeklyは株式会社Geekly(ギークリー)が運営している転職支援サービスです。
若いベンチャー企業ですので、担当者が非常にやる気があるという評判や、登録したらすぐに電話がかかってきたという話もありました。
少しでも早く転職をしたい方にはより適している勢いのある会社と言えるでしょう。
株式会社Geekly(ギークリー)の会社概要
社名 | 株式会社Geekly(ギークリー) |
事業内容 | IT/Web/ゲーム業界専門の人材紹介 |
本社所在地 | 東京都渋谷区渋谷1-11-8 渋谷パークプラザ 4F |
第2オフィス所在地 | 東京都渋谷区渋谷1-17-2 ヒューリック渋谷宮下公園ビル 6F |
資本金 | 3000万円 |
有料職業紹介 事業許可番号 | 13-ユ-305272 |
まとめ
エンジニアとして年収を上げていくためには、単に目の前のプロジェクトに没頭しているだけでは絶対にダメです。
自分のスキルや経験はどれくらいなのか、業界の需要やトレンドはどこにあるのか、年収を上げるためにはどのようなプロジェクトを経験すべきなのかと、戦略的にキャリアを作っていく必要があるのです。
35歳限界説と言われるように、年齢を重ねてしまってから慌てて年収を上げようとしても手遅れの場合があります。
今のうちに転職エージェントに登録をして、プロの目線からも自分の今と今後を考えておくことは長期的に非常に大きな違いを生むでしょう。
ぜひ参考にしてもらえたらと思います。
レバテックキャリア・・・エンジニアに特化して15年のキャリアがある転職エージェント。
年収アップ率60%以上、初回に提案される案件での内定率が90%を超えており、最適な求人を紹介してもらえることに定評がある。
マイナビITエージェント・・・IT業界の転職に詳しいキャリアアドバイザーがサポートしてくれる転職エージェント。
担当のアドバイザーが履歴書の添削や面接対策、日程調整までサポートしてくれる手厚さがウリのサービス。
Geekly・・・6,000件の転職支援実績がある、エンジニア転職業界最大級の転職エージェント。
年収アップ率75%で、案件数が豊富にあり、多くの求人から自分にあった選べるのが強み。

慶應義塾大学卒業後、東証一部上場のIT企業に入社。
人事システム領域ではプロジェクトマネージャーとして、SAPやSuccessFactorsのグローバル展開など複数プロジェクトを経験。
人事部として新卒採用から中途採用、700人以上の社員のキャリアや労務を担当。
人事評価制度を構築した経験もあり、エンジニア採用や業務委託にも精通。