
2012年慶應義塾大学卒業後、東証一部上場のIT企業に入社。
人事部として新卒採用から中途採用まで経験し、700人以上のエンジニア社員のキャリアや労務を直接担当し、エンジニア評価制度も構築。
自身もプロジェクトマネージャーとしてSAPなど複数プロジェクトを推進し、エンジニア採用や業務委託にも精通。
基本情報技術者試験合格。
「データ入力ってどんな仕事内容なの?」
「特別なスキルとかは必要なの?」
など、データ入力派遣に興味がある人のなかには、このような疑問を感じていることもあるでしょう。
データ入力は、特別なスキルがなくても問題なく、未経験からでも働ける案件が多いことから派遣求人のなかでも人気の仕事です。
「対人業務は行わず黙々と作業したい」「未経験からオフィスワークにチャレンジしたい」と考えている人も多いことでしょう。
この記事では、データ入力派遣に興味を持っている人に向けて、仕事内容や働くメリット・デメリットについて解説していきます。
また、求人探しに役立つおすすめの派遣会社も紹介していくので、これから働こうとしている人はぜひ参考にしてみてください。
データ入力派遣の仕事内容
データ入力派遣の仕事内容は、その名の通り派遣先企業で使用されているシステムやソフトに入力するものです。
派遣先で用意された顧客情報や売上、アンケート結果などのExcelやWordデータを扱います。
仕事量は派遣先によりけりですが、いずれも素早く正確な入力が求められるでしょう。
特別なスキルはなくともスムーズなタイピングや、Office系ソフトの操作など最低限のPCスキルは必要です。
データ入力派遣で働きたい人は、自身のタイピングレベルがどの程度なのか、チェックすることから始めると良いでしょう。
無料かつゲーム感覚でタイピング練習ができるWebサイトも豊富にあるので、それらを利用することもおすすめです。
データ入力派遣が人気の理由
派遣にはさまざまな業界職種の仕事がありますが、データ入力派遣はなぜ人気が高いのでしょうか。
ここでは、データ入力派遣が人気の理由、
- 未経験でも始められる
- 電話対応がない
について解説していきます。
データ入力派遣が人気の理由1.未経験でも始められる
データ入力は、あらかじめ用意された情報を決められたフォーマットやシステムに入力していく仕事なので、最低限のPCスキルがあれば未経験でも始めることができる仕事です。
募集要項にも特別な経験を求められることもなく、働き始めるハードルが低いことも人気が高い理由であるといえるでしょう。
データ入力派遣が人気の理由2.電話対応がない
電話対応と聞くと「クレーム対応しなければならない」「上手く受け答えできる自信がない」など、ネガティブなイメージを持っている人は少なくありません。
データ入力派遣の案件には、電話対応がないものも多いことも人気が高い理由のひとつです。
案件によっては、受付対応や内線の対応を求められることもありますが、クライアントやエンドユーザーが相手ではないので、精神的な負担も低いといえるでしょう。
データ入力派遣で働く3つのメリット
電話対応がなく、最低限のPCスキルで働けるデータ入力派遣ですが、他にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、データ入力派遣のメリット、
- PCスキルの向上
- 未経験から事務職の経験を積める
- 人間関係に悩まされにくい
について解説していきます。
データ入力派遣で働くメリット1.PCスキルの向上
データ入力派遣では、経理やITエンジニアのような専門的な知識やスキルは不要ですが、その仕事内容から必ずPCで作業を行います。
その際、ExcelやWordといったOfficeソフトはもちろん、派遣先で使用しているソフトに対して入力を行うので、それぞれに対してスキルアップが狙えます。
ショートカットキーの活用やタイピング速度の向上、レイアウトの変更などのPCスキルが向上するので、実務に自信がない人にとって良い経験となることでしょう。
データ入力派遣で働くメリット2.未経験から事務職の経験を積める
データ入力派遣の業務では、単にデータを入力するだけではなく、案件によっては資料作成や書類整理なども仕事内容に含まれるため、事務職の経験を積むことが可能です。
Officeソフトの扱い方をはじめ、最低限のPCスキルがあれば未経験からでも働くことができるため、就業経験がない人でも今後に繋がる職務経歴を作れます。
これらは、将来的にデータ入力派遣から事務職へステップしたいと考えている人には、大きなメリットになることでしょう。
データ入力派遣で働くメリット3.人間関係に悩まされにくい
社会人として働く際、人間関係に悩まされる人は少なくありません。
データ入力の仕事は、黙々と入力作業を行っていくものなので、他の職種よりも周囲の影響を受けにくいです。
また派遣で働く場合、同じ職場で働くのは数ヶ月から最長で3年と期間が決められているので、仮に職場に苦手な人がいても時間が解決してくれます。
このように環境を変えやすく、人間関係に悩まされにくいことは、大きなメリットであるといえるでしょう。
データ入力派遣で働く3つのデメリット
PCスキルの向上が見込め、未経験でも働き始めやすいデータ入力派遣ですが、その一方でデメリットも存在します。
ここでは、データ入力派遣のデメリット、
- 単純作業に飽きてしまう
- 正確さを求められる
- デスクワークで体に負担がかかる
について解説していきます。
データ入力派遣で働くデメリット1.単純作業に飽きてしまう
データ入力の仕事は、決められたフォーマットにデータを繰り返し入力していくものなので、単純作業に飽きてしまう可能性があります。
このような事態に陥らないためには「効率よく入力する方法を考える」「昨日よりも速く終わらせる」など、工夫や目標を持って取り組むようにすると良いでしょう。
データ入力派遣で働くデメリット2.正確さを求められる
業務で取り扱うデータは、発注数や売上金額のような会社経営に関わるものや、派遣先企業のクライアントからの重要なデータもあるため、正確さが非常に重要です。
入力する速度にこだわり正確さを欠いてしまうと、取り返しの付かない事態に発展してしまうこともあり得ます。
このように、プレッシャーを感じながら働かなければいけないことはデメリットであるといえるでしょう。
データ入力派遣で働くデメリット3.デスクワークで体に負担がかかる
データ入力の仕事はデスクワークであるため、座りっぱなしだと目や腰、肩など体に負担がかかります。
適度に休憩ができる環境であれば問題ありませんが、任されるデータ量が多いと、離席することもままなりません。
体を壊さないよう、自席でできるストレッチや息抜き方法を身に付けておくようにしましょう。
データ入力派遣ならこの3社!データ入力に強い派遣会社を紹介
データ入力派遣は、あらゆる派遣会社で取り扱いをしていますが、人気が高いことから優良求人はすぐに埋まってしまいます。
そのため、より多くの求人を確認できるよう複数の派遣会社を利用することが効果的です。
それでも、派遣会社の数が多く、どれを選んで良いか悩んでしまう人もいることでしょう。
ここでは、データ入力派遣に強い派遣会社を3社紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
テンプスタッフ
手厚い福利厚生と豊富な業種を取り扱っている派遣会社を利用したい人におすすめなのが、テンプスタッフです。
テンプスタッフでは、500種類以上の業種を取り扱っているので、データ入力以外の仕事も選択肢に入れることができます。
また、登録時にはスキルチェックが行われ、自身のレベルに合わせた案件を紹介してもらえるので、無理なく働くことができることも嬉しいポイントです。
福利厚生も充実しており、産前産後や育児休業などの制度も整っているので、女性も働きやすい環境であるといえるでしょう。
アデコ
派遣で働きながらキャリアアップも狙っていきたい人におすすめなのが、本社をスイスに置き、世界60ヵ国以上に拠点を展開しているアデコです。
アデコは、第29回派遣スタッフ満足度調査で1位を取る実績があり、キャリアアドバイザーの質が高いことに定評があります。
キャリア相談ができることはもちろん、OAやIT系、語学や資格など提携しているスクールも多いので、派遣として働きながらスキルやキャリアアップを目指すことが可能です。
正社員登用を前提とした紹介予定派遣にも強いので、ゆくゆくは正社員として働きたいと考えている人は、ぜひチェックしてみてください。
リクルートスタッフィング
知名度が高く、大手企業で働きたいと考えている人におすすめなのが、テレビCMでもお馴染みのリクルートスタッフィングです。
国内でも有数の人材会社であるリクルートの運営であり、求人数が豊富なのはもちろん、大手有名企業の求人も多数取り扱っています。
また、条件を満たすことでリクルート健康保険組合に加入することができ、雇用保険や社会保険、年1回の健康診断や歯科検診が無料で受診できるといった、充実の福利厚生が用意されています。
大手企業運営や充実した福利厚生から、初めて派遣として働く人でも安心して利用できるといえるでしょう。
まとめ
データ入力派遣は、最低限のPCスキルがあれば未経験からでも働くことができ、電話対応をはじめとした対人業務がないことから、人気の高い派遣の仕事です。
そのため優良求人の倍率は高く、希望する案件を獲得できないことも珍しくありません。
案件獲得の成功率を高めるためには、より多くの求人を確認することが有効なので、複数の派遣会社に登録しておくと良いでしょう。
データ入力派遣の案件を取り扱っている派遣会社を探している人は、この記事で紹介した会社をぜひ一度チェックしてみてください。

2012年慶應義塾大学卒業後、東証一部上場のIT企業に入社。
人事部として新卒採用から中途採用まで経験し、700人以上のエンジニア社員のキャリアや労務を直接担当し、エンジニア評価制度も構築。
自身もプロジェクトマネージャーとしてSAPなど複数プロジェクトを推進し、エンジニア採用や業務委託にも精通。
基本情報技術者試験合格。