
慶應義塾大学卒業後、東証一部上場のIT企業に入社。
人事システム領域ではプロジェクトマネージャーとして、SAPやSuccessFactorsのグローバル展開など複数プロジェクトを経験。
人事部として新卒採用から中途採用、700人以上の社員のキャリアや労務を担当。
人事評価制度を構築した経験もあり、エンジニア採用や業務委託にも精通。
「freee×KANBEIの利用を検討しているけど、実際のところどうなんだろう?」
「実際に利用した人の声を聞いた上で、利用するか判断したい!」
など、freee×KANBEIを利用するか検討する際、このような疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
人事歴9年目の筆者がfreee×KANBEIのメリット・デメリットについて詳しく紹介していきます。
また、利用者の評判や口コミ、料金についても紹介していくので、利用を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
freee×KANBEIの評判・口コミは?実際に利用した人の声を紹介!
経理や会計に関するサービスは非常に多く、どれを選んだら良いか悩んでしまうものです。
その際、実際の利用者の評判や口コミは良い判断材料となります。
ここでは、freee×KANBEIに寄せられるポジティブ・ネガティブな意見それぞれを紹介していきます。
freee×KANBEIの良い評判・口コミ
まずは、freee×KANBEIに寄せられる良い評判や口コミから確認していきましょう。

独立して経理・会計業務をどうしようかと悩んでいましたが、freee×KANBEIを導入して助かりました。
面倒な経理・会計業務を丸投げできて重宝しています。
個人で収入が得られるようになり、起業やフリーランスに転身する人は多いですが、経理・会計をはじめとする事務作業で手間取ってしまう人は少なくありません。
freee×KANBEIを導入すれば、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)やOCRなどのサービスを利用できるため、経理・会計業務に明るくない人でも問題なく使用できます。

とにかく費用が安い。
経理・会計ができる人を雇うよりも圧倒的に安いので、事業が大きくなるまではfreee×KANBEIで十分事足りると感じている。
freee×KANBEIは記帳数によってプランが分かれているので、取引の少ない起業したての人やフリーランスは、コストを抑えた利用が可能です。
自身で経理・会計業務を覚える手間を省くことができることはもちろん、人材を雇う数十万円の人件費や税理士費用を削減できます。
法人を新設した人やフリーランスとして活躍する人は、要チェックのサービスといえるでしょう。

これまでExcelで管理していましたが、煩雑さとリスク回避から利用を始めました。
ローカル管理がなくなったので、社内共有の手間なども一気に解消されました。
freee×KANBEIはクラウドサービスなので、ソフトの購入や設備を新たに導入することなく利用を始められます。
ペーパーレスはもちろん、こちらの口コミのようにExcelをはじめとするアナログ管理からの脱却にも役立ちます。
使用端末に依存することなく使用できるので、テレワークにも対応できることが魅力的であるといえるでしょう。
freee×KANBEIの悪い評判・口コミ
コストが抑えられ、効率化が図れることが好評のfreee×KANBEIですが、その一方で悪い評判や口コミも存在します。
ここでは、freee×KANBEIに寄せられるネガティブな意見を確認していきましょう。

サービスとしてはとても便利だけど、小難しい経理業務が発生しない時期でも費用が発生してしまう。
記帳数が少ない際にはその分の割引や繰り越しがあれば嬉しい。
freee×KANBEIはクラウドサービスであるため、月額で支払うランニングコストが発生します。
会計ソフトの場合、ソフトそのものを購入してしまえばそれ以降に費用が発生しないため、長期的な利用を検討している人にとって、ランニングコストはデメリットに感じるかもしれません。
しかし、クラウドサービスの場合には、アップデートやバージョンアップの手間がかからず、法改正にも即座に対応可能です。
このように、クラウドサービスと会計ソフトにはそれぞれ長所短所があるので、自社の運用に合わせた選び方が重要であるといえるでしょう。

クラウドサービスなのでネット環境が必須です。
出先でWi-Fi環境がない状態で、ちょっとした隙間時間を活用しようと思っても作業できないことがあるので不便に感じるかもしれません。
こちらの口コミの通り、freee×KANBEIはクラウドサービスなのでインターネット環境が必須です。
現代においてインターネット環境がない企業は少ないですが、外出先や移動中などの隙間時間を活用して作業する際に不便に感じる可能性があります。
ただし、会計ソフトの場合にはインストールした端末でなければ作業できませんが、クラウドサービスであればインターネット環境さえあればどの端末でも場所を選ばずにアクセスできるメリットもあります。
どのような環境下で作業することが多いのかを考慮して、導入を検討すると良いでしょう。
freee×KANBEIの強み・メリット3選
経理・会計サービスは多数存在するなか、freee×KANBEIを導入するにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、freee×KANBEIのメリット、
- 複数端末での利用が可能
- 法改正時の手間がかからない
- Freeeに特化している
について解説していきます。
freee×KANBEIの強み・メリット1.複数端末での利用が可能
会計ソフトの場合、ソフトを端末ごとにインストールしなければなりません。
また、端末ごとの管理となるため、情報の共有化がしにくいというデメリットもあります。
その点、freee×KANBEIはクラウドサービスなので、パソコンやタブレット、スマートフォンなどインターネット環境さえあればどの端末からでもアクセスできるので、端末や場所を選ばずに作業することが可能です。
テレワークと出社を混合した働き方をしている人でも、使い勝手が良いといえるでしょう。
freee×KANBEIの強み・メリット2.法改正時の手間がかからない
ソフトウェアのインストールが必要な会計ソフトでは、法改正が行われた際には新たにインストールやセットアップをし直さなければならない手間が発生します。
法改正のタイミングで別ソフトに変更する際には、これまでの会計データを移行させるといった作業も発生することでしょう。
freee×KANBEIでは、法改正が行われても運営企業が最新のバージョンに更新してくれるので、こうした手間がかかりません。
freee×KANBEIの強み・メリット3.freeeに特化している
freee×KANBEIは、その名の通り国内シェアNo.1のクラウド会計ソフトであるfreeeに特化した記帳代行サービスです。
一般的な会計ソフトの場合、フォーマットの用意や自動計算はしてくれても、どの項目に何を入力すれば良いのか頭を抱えてしまう人は少なくありません。
こうした悩みも、freee×KANBEIであればRPAやオンライン秘書などのサービスを活用することで解消することが可能です。
freee×KANBEIの注意点・デメリット3選
国内シェアNo.1のfreeeに特化しており、業務効率の向上が期待できるfreee×KANBEIですが、その一方でデメリットも存在します。
ここでは、freee×KANBEIのデメリット、
- ランニングコストがかかる
- 記帳数に応じて費用がかかる
- 機能が多く操作に慣れる必要がある
について解説していきます。
freee×KANBEIの注意点・デメリット1.ランニングコストがかかる
従来の会計ソフトであれば、購入してインストールしてしまえば以降に費用が発生することはありません。
しかし、freee×KANBEIはクラウドサービスであるため、サーバーの利用料含め月々にランニングコストが発生します。
会計業務が頻繁に発生しないフリーランスや、規模の小さい事業者にとってはデメリットに感じることでしょう。
しかし、クラウドサービスであるため、法改正時に新たにソフトをインストールする手間や購入費がかからないというメリットもあります。
会計業務の状況から、どのようなソフト・サービスを利用するか検討するようにしましょう。
freee×KANBEIの注意点・デメリット2.記帳数に応じて費用がかかる
freee×KANBEIには無料プランが用意されておらず、記帳数に応じて費用がかかります。
会計業務の発生が少ない事業者や最低限の機能のみで十分と考えている人は、デメリットと感じることでしょう。
その場合、機能に制限はありますが無料会計ソフトも数多く存在するので、それらの利用も検討してみると良いでしょう。
freee×KANBEIの注意点・デメリット3.機能が多く操作に慣れる必要がある
便利な機能が充実しているfreee×KANBEIですが、パソコン作業に不慣れな人は「使いこなせない」「どこを操作すればいいか分からない」といった不満を感じる可能性があります。
使いこなせれば利便性を高めることができる機能であっても、操作方法が分からなければ宝の持ち腐れです。
freee×KANBEIにはサポートサービスも用意されているので、操作に慣れるまでは積極手に活用していくようにしましょう。
freee×KANBEIの機能をわかりやすく解説!
freee×KANBEIでは、記帳代行だけではなく、コスト診断も行えます。
KANBEIへの入力も行われるので、勘定項目の費用ごとにコスト診断がされるため、経営の見直しに役立てることができるでしょう。
単に数値だけでみるのではなく、分析マトリクスをはじめデータを可視化することで、より精度の高い経営判断やコスト削減がしやすくなります。
freee×KANBEIの料金プラン・支払い方法
freee×KANBEIには無料プランは用意されておらず、記帳数に応じて月額料金が変動します。
記帳数と月額料金は以下の通りです。
記帳数 | 月額(税込) |
30 | 3,300円 |
50 | 5,500円 |
100 | 8,800円 |
200 | 16,500円 |
400 | 33,000円 |
なお、記帳数を超過した場合には1記帳ごとに100円の追加料金が発生します。
また「部門付け」「品目付け」「月次チェック」などのオプションが用意されており、各3,300円で付けることが可能なので状況に応じて活用しましょう。
freee×KANBEIを利用するまでの流れ
freee×KANBEIを利用するまでの流れは次の通りです。
- 問い合わせ・資料ダウンロード
- サービスの説明案内
- 申し込み手続き・サービス利用開始
利用申し込みをする前に、資料ダウンロードや無料問い合わせを行いfreee×KANBEIについて理解を深めましょう。
その後、専門のコンシェルジュからサービスについての説明案内が行われるので、内容に納得したら申し込み手続きに進みます。
申し込み手続きはfreee×KANBEIの公式サイトにある申し込みフォームにて必要事項を入力するだけなので、書類作成や電話手続きなどは不要です。
申し込みが完了すれば、サービス利用開始です。
freee×KANBEIは「業務効率の改善を図りたい経理・会計担当者」におすすめ!
freee×KANBEIは、国内シェアNo.1のfreeeに特化した記帳代行サービスです。
また、クラウドサービスであることから、端末や場所を選ばずに利用することができるため、テレワークが推進されている現代において使い勝手が良いといえます。
加えて、コスト診断機能を活用することで、勘定項目ごとに経費を可視化することができるため、経営層に対して分かりやすい資料を提示することも可能です。
これらから、freee×KANBEIは業務効率の改善を図りたい経理・会計担当者におすすめできるサービスであるといえるでしょう。
freee×KANBEIに関するよくある質問
freee×KANBEIに関するよくある質問、
- 無料プランはある?
- 導入するのに必要な設備はある?
- 解約する際に解約金はかかるの?
について解説していきます。
無料プランはある?
freee×KANBEIは、記帳数に応じて費用が発生するサービスなので無料プランはありません。
支払い方法は、クレジットカードか口座引き落としで行われます。
会計ソフトに費用をかけたくない人は、無料ソフトと比較を行って導入を検討するようにしましょう。
導入するのに必要な設備はある?
クラウドサービスなので、導入するにあたって新たに設備を用意する必要はありません。
作業できるパソコンとインターネット環境さえあれば利用可能です。
解約する際に解約金はかかるの?
契約期間は6ヵ月ごとの自動更新です。
解約する際には毎月25日に運営会社である株式会社Wizに連絡を行います。
契約から6ヵ月以内の解約の場合には、解約金として16,500円が発生しますが、7ヵ月目以降であれば解約金は発生しません。
そのため、利用プランによっては解約のタイミングを考慮する必要があるといえるでしょう。
freee×KANBEIの運営会社情報
freee×KANBEIは、株式会社Wizが提供するクラウド記帳代行サービスです。
今回紹介した「freee×KANBEI」以外に、個人・法人パートナーDX事業やマンションDX事業、バリューアップ事業やHR事業、M&A事業など幅広く事業展開しています。
企業理念に掲げる「社会活動の基盤となるITサービスを提供」の通り、ITの総合商社としてさまざまなサービスを提供して社会に貢献しています。
freee×KANBEIもその一事業なので、安心して利用できるといえるでしょう。
株式会社Wizの会社概要
運営会社である株式会社Wizの会社概要は次の通りです。
会社名 | 株式会社Wiz |
本社所在地 | 東京都豊島区南大塚2-25-15 South新大塚ビル12F |
設立日 | 2012年4月18日 |
代表者 | 山崎 俊 |
資本金 | 6,000万円 (資本準備金含む) |
社員の人数 | 1,171人 |
取得している免許 | 建設業許可:神奈川県知事 許可(般—2) 第 88223号 有料職業紹介 事業許可:13—ユ—313636 労働者派遣 事業許可:派13—315514 |
まとめ
今回紹介したfreee×KANBEIについて、重要なポイントを4つにまとめました。
- 国内シェア1のfreeeに特化した記帳代行サービス
- クラウドサービスなので端末や場所を選ばずに利用可能
- コスト診断で勘定項目ごとに費用を可視化
- 法改正時に新たにソフト購入やセットアップの手間がかからない
freee×KANBEIに興味を持たれた方は、freee×KANBEIの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

慶應義塾大学卒業後、東証一部上場のIT企業に入社。
人事システム領域ではプロジェクトマネージャーとして、SAPやSuccessFactorsのグローバル展開など複数プロジェクトを経験。
人事部として新卒採用から中途採用、700人以上の社員のキャリアや労務を担当。
人事評価制度を構築した経験もあり、エンジニア採用や業務委託にも精通。