
慶應義塾大学卒業後、東証一部上場のIT企業に入社。
人事システム領域ではプロジェクトマネージャーとして、SAPやSuccessFactorsのグローバル展開など複数プロジェクトを経験。
人事部として新卒採用から中途採用、700人以上の社員のキャリアや労務を担当。
人事評価制度を構築した経験もあり、エンジニア採用や業務委託にも精通。
「ミイダスの導入に興味はあるけど、実際に使っている企業の評判ってどうなんだろう?」
「転職サービスも色々あるけど、ミイダスの特徴ってなんだろう?」
上記のような疑問を持っている方に対して、わかりやすく解説をしていきます。
ミイダスは、2023年3月時点の調査において、累計約46万社の企業が利用していて、登録ユーザー数は累計約93万人以上と多くの人が利用しています。
ミイダスが提供する採用手法はアセスメントリクルーティングという新しいタイプであるため、他の転職サービスとの違いや特徴についてまだよくわからないという方も多いのではないでしょうか?
この記事では、人事歴9年、ミイダスの使用経験もある筆者がミイダスについてわかりやすく解説します。
ミイダスの評判やメリット・デメリット、気になる料金プランまで紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ミイダスの評判・口コミは?実際に導入した企業の声を紹介!
多くの人が利用しているミイダスですが、実際の評判が気になりますよね。
良い口コミ・悪い口コミどちらも紹介するので参考にしてみてくださいね。
ミイダスの良い評判・口コミ
まずは、ミイダスの良い評判と口コミを紹介していきます。

定額制で利用制限なく、コスパが非常に良い。
他の転職サービスや人材紹介と異なり、ミイダスは定額制で利用ができます。
掲載オプションなどの仕組みもなく、料金プランのわかりやすさや低コストが導入の決め手という口コミがたくさん寄せられています。

多機能でも操作方法は簡単。
採用の効率が大幅にアップ。
アセスメントリクルーティングやテクノロジーを活用したサービスと聞いて、難易度が高いと不安だったが、使い方がとにかく簡単!という口コミが多数あります。
筆者の個人的な体験談でも、体験デモで実際のミイダス画面を操作できる機会があり、営業担当者に丁寧に説明していただきました。
イメージとしてあった不安も全てここで払拭することができました。

適材適所の実現に欠かせないコンピテンシー診断の精度が非常に高い。
コンピテンシー診断を活用しての採用手法が革新的ですね。
採用をゴールとせず、入社後の定着や適材適所を重視したサービスに共感して導入を決めたという声や、ミイダスが無料で提供する適正診断のクオリティの高さに感動!という声も多数上がっています。
ミイダスの悪い評判・口コミ
続いて、ミイダスの悪い評判や口コミを見てみましょう。

オファー(スカウト)送信後の返信率がかなり低い。
ミイダスに関する悪い口コミの多くは、オファーを送ってもとにかく返事がないという趣旨の内容でした。
この問題は、オファー送信の工夫や設定で解決できる可能性があります。

職種やタイトルごとに送信するオファー文面を工夫しなければならず、結局、工数がかかった。
人事担当者を設置しない組織や業務を兼務している場合、導入時の設定や文面作成に相応の時間を割かなければならないことがネックとなるケースが多いようです。
ミイダスは求人広告や人材紹介サービスのような「待ち型」採用スタイルではないため、会社の魅力を十分に伝えるチャンスと思って向き合うことが賢明と言えます。

営業担当者の対応が悪い、営業電話がしつこい。
営業電話に関する口コミも多く見られました。
「必要ない」という姿勢でお話を伺う限り、このようなコメントが多く寄せられるのは必然とも言えますが、筆者個人の経験から言うと全くそのような印象は受けず、終始適切な対応、好印象を受けました。
ミイダスの導入事例
ミイダスは、企業規模、業界・業種問わず、幅広い企業によって導入されています。
今回は5つの導入事例と成功事例を紹介していきます。

一般的な求人広告では、有資格保持者の採用は非常にリスクがあり、募集が来なければ泣き寝入り状態になってしまう。
ミイダスでは、定額制に申し込み前に、登録しているユーザーのデータがあらかじめ確認でき、求人広告も無料で掲載することができるため、応募の反応を見てから申し込みをするかの判断ができるのが非常にありがたい。

ニッチな業界や「ものづくり」の世界では地元求人に頼ることが多かったが、慢性的な人材不足により人材確保が長年の課題であった。
ミイダスでは、文字制限などを気にすることなく仕事の熱意を十分伝えることができ、そのメッセージに共感し県外からの応募により採用を決めることができた。

プロジェクトで複数の職種を複数名、限られた予算と限られた人員で達成する必要があった。
ミイダスは定額制で採用人数にも制限がないため、採用コストの追加承認を得る心配がない。
ミイダスには、オファー(スカウト)の自動送信機能や候補者と気軽にやり取りができるチャット機能もあるので、直接のインタビューキャンセルも大幅に減少。

これまで、コンピテンシー診断のような有料適性検査を最終選考で形式的にやっていた。
ミイダスでは、最初の時点で診断結果の閲覧ができ人材発掘に取り組むことができる。

目まぐるしく市場が変化するIT業界では、スピード感が大事。
これまで使用してきた転職サイトでは、求人掲載期間の条件変更ができなかったり、できても回数に制限があったりした。
ミイダスでは年間定額制で求人条件の変更が随時できるのも非常にありがたい。
ミイダスの強み・メリット3選
アセスメント採用と呼ばれる新しい転職サービスを提供しているミイダスには、他にはない多くの強みがあります。
ミイダスの3つのメリット、
- 独自の3つの適正診断
- 採用工数の削減
- 費用対効果が非常に高い
について、それぞれ紹介していきます。
ミイダスの強み・メリット1.独自の3つの適正診断
ミイダスは、企業のミスマッチを防ぐ3つのタイプの適正診断(市場価値診断・コンピテンシー診断・バイアス診断ゲーム)を求職者に対し無料で提供しています。
筆者は、過去に数々の有料適性検査を受検した経験があります。
ミイダスが提供する適正診断のクオリティは有料診断にも引けを取らないレベルで、結果にまず裏切られることはありません。
企業はこれらの求職者のデータを無料で閲覧し、ユーザーのタイプを事前に知ることができます。
ミイダスの強み・メリット2.採用工数の削減
ミイダスの2つ目の強みは、採用にのしかかる工数を大幅に削減できる設計になっている点です。
ミイダスでは、詳細な検索項目からあらかじめ条件を設定することができ、データを保存しオファー設定をすることで、求職者へ自動でオファーが送信される画期的な機能も備わっています。
これにより、応募者の書類選考に数日単位で時間をかける必要もなく、ユーザー検索、オファー(スカウト)、面接設定まで最短ルートで設定することが可能です。
更に、ミイダスにはトーク機能により企業から気軽にメッセージを送り、気になるユーザーに直接アプローチをかけ、やり取りを行うことができます。
企業からのオファーやチャット感覚でできる気軽なやり取りにより、最終ステージで条件ミスマッチによる辞退や直前の面接キャンセルなどのリスクを大幅に軽減することもできます。
ミイダスの強み・メリット3.費用対効果が高い
3つ目の強みは、採用の効率性をとことん追求しながらも、業界トップクラスの価格プランを提供している点です。
ミイダスのサービスは定額制で、オファー通数、採用人数や求人掲載数も無制限、以降追加料金が発生することは一切ありません。
ミイダスの注意点・デメリット2選
ミイダスが提供する機能を最大限活用するためには、いくつか利用する上での注意点があります。
使用する際は、ここでご紹介する2つの注意点、
- 攻めの姿勢がないと採用につながらない
- オファー送信の条件設定は慎重に
これらを、必ず押さえておくようにしましょう。
ミイダスの注意点・デメリット1.攻めの姿勢がないと採用につながらない
ミイダスは、人材紹介サービスのように第三者を介さず、ダイレクトなアプローチによって求める人材を自ら選んで採用することができる「攻め型」の採用手法です。
ミイダスは、ターゲットへのオファー自動送信など優れた機能をたくさん持ちますが、イコール人材の獲得を約束するサービスではありません。
ダイレクトアプローチの一番の利点は、会社の魅力をユーザーに直接伝えることができる点にあります。
いかに多くの求職者から返事をもらえるようにするかは企業の熱意を伝えることにあり、企業が送るメッセージ文面やタイトル、チャット機能の活用など工夫が求められます。
ミイダスの注意点・デメリット2.オファー送信の条件設定は慎重に
オファーの自動送信機能はメリットとしてご紹介しましたが、条件設定次第ではデメリットにもなり得るため注意が必要です。
ユーザー側の口コミでは、全く関係のない職種からのオファーが届くという意見が多数寄せられています。
未経験採用や応募者コンピテンシー診断の項目のみを参照する場合など、最低限の条件設定でオファーを送信する場合はメッセージタイトルを工夫するなど、求職者に「なぜ?」と思わせない対策が必要です。
ミイダスの特徴・機能をわかりやすく解説!
ミイダスの最大の特徴は、自社にフィットする人材の分析から採用まで、ミイダスひとつで企業の要望を全て満たすことができる点です。
具体的に説明しましょう。
ミイダスの特徴・機能1.「感覚」ではない真に活躍できる人材を特定する組織診断
ミイダスが無料で提供する組織診断を自社の従業員に受検してもらいましょう。
組織の実態把握や活躍している従業員に見られる特性を客観的データによって可視化、フィットする人材を明らかにすることができます。
具体的には、マネジメントに必要とされる資質や能力、特定の業務を遂行するために必要とされる能力の特定、ストレス要因から上司部下としての相性診断まで可能なことから、入社後のパフォーマンスや定着が期待できます。
これまで感覚を頼り組織課題に向き合ってきた企業にとって、正確な採用基準を設定することが可能となります。
ミイダスの特徴・機能2.日本一詳細と言われる高い検索能力
特定の資格保持者の検索はもちろん、業務を遂行する上で必要とされるスキルについても緻密な絞り込みが可能です。
例えば、自社の要件に合致する営業職がどのくらいいるか検索したい場合、経験年数、営業スタイル、対象顧客、業界知識、取扱商材、企業規模、商材単価、営業成績に至るまで、精度の高い絞り込み検索が可能です。
また、業務遂行のためのスキル以外にも、履歴書や面接では判断しにくいソフトスキルなども詳細なチェック項目を活用し確認することができます。
ミイダスを利用する際の料金プラン
前述の通り、ミイダスのサービスは定額制で、何人採用しても、オファーを送っても追加料金は一切かかりません。
具体的な金額はホームページ上では公開されていないため、法人として利用を検討している人は公式サイトから直接問い合わせをしてみてください。
ミイダスを利用するまでの流れ
ミイダスの使い方はとってもシンプル簡単です!
画面に従い以下を入力するだけで完了します。
- WEBの「採用をご検討中の企業様はこちら」から「無料で求職者を検索する」へ進む
- 企業情報の入力
- 担当者情報の入力
無料登録をすることで、すぐに使い始めることができます。
企業情報など基本的な情報を入力するのみなので、3分もあれば完了できます。
登録完了後すぐに以下のサービスを無料で利用することができるようになります。
- 求職者データの検索(無制限)
- 求人の掲載(無制限)
- 自社採用ホームページとの連携(無制限)
- 組織体質診断
実際にオファー(スカウト)したい求職者が見つかった場合、オファー送信やメッセージ送信のサービスは有料となるため、定額制への申し込みが必要となります。
ミイダスは「採用のミスマッチを解決したい全ての企業」におすすめ!
ミイダスは、採用ミス、配置ミスや優秀な人材の離職問題に低コストかつ効率的に取り組みたいと考える全ての企業におすすめです。
その理由について簡潔に説明していきましょう。
自社の実態把握や課題把握、フィットする人材を特定できる組織診断を無料で受検することができます。
これにより、感覚と現実のギャップを解消し、採用ミスや配置ミスを防止することが期待できるでしょう。
人材アセスメントといった通常莫大なコスト、時間や労力が必要とされるプロセスを、ミイダスは誰もが気軽に使いこなすことのできる使いやすさも追求しています。
ミイダスに関するよくある質問
ミイダスに関するよくある質問である、
- 本当に採用ミスを解消できますか?
- ミイダスが提唱するアセスメントリクルーティングやコンピテンシー診断を活用する意図がいまいちわかりません。
- どのような企業が登録していますか?
- 定額制に申し込みをした場合、費用が発生するタイミングはいつ?
の4つについて紹介していきます。
本当に採用ミスを解消できますか?
ミイダスはスカウトサイトであり、一番の強みは1,700以上にも上る詳細な条件検索機能と、テクノロジーを生かした人材分析が無料でできる点です。
これらの機能をきちんと活用し、「採用基準」を明確にすることで正確な「条件設定」、そして「オファーのメッセージ」を工夫して送る。
この初期プロセスにしっかり取り組むことが重要です。
ミイダスが提唱するアセスメントリクルーティングやコンピテンシー診断を活用する意図がいまいちわかりません。
アセスメント採用の特徴は、採用に適性検査などによる客観的評価を取り入れることで、業務以外の内面的能力について入社前に把握し、採用のミスマッチを防ぐことです。
ミイダスの素晴らしい点は、採用をゴールではなく、適材適所を叶える(定着率を高める)ための採用に着目している点です。
通常、高額費用を支払わなければ受検できないレベルの適性検査をミイダスでは分析まで無料で提供しています。
これまでの組織の慣習で、現場マネージャーの「感覚」のみを頼りに採用を行ってきた企業や離職率に悩む企業に対しては、まさにぴったりのツールと言えます。
どのような企業が登録していますか?
大手企業から中小企業、ベンチャー企業まで様々な企業が登録しています。
ミイダスのサイトからも様々な導入事例が確認できます。
定額制に申し込みをした場合、費用が発生するタイミングはいつ?
ミイダスの運営会社情報
ミイダスは、転職サービスのdoda、人材派遣サービスのテンプスタッフなど総合人材サービスグループとして知られるパーソルグループに、2019年度新設されたミイダス株式会社によって運営されています。
もともと、ミイダスはパーソルキャリア株式会社が創出する社内起業コンテストから生まれたサービスです。
ミイダスが掲げる適材適所を叶えるためのアセスメントリクルーティングという新しい概念は、多くの企業が抱える切実な悩みに寄り添い、現場最前線で活動する従業員だからこそ課題に気づき、導き出すことができた解決策です。
ミイダス株式会社の会社概要
ミイダス株式会社の詳細情報は以下の通りです。
会社名 | ミイダス株式会社 |
代表者 | 代表取締役社長 後藤 喜悦 |
所在地 | 南青山本社 〒107-0062 東京都港区南青山1-15-5 パーソル南青山ビル6F 渋谷オフィス 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-20-8 寿パークビル8F |
事業内容 | 転職・採用支援サービス「ミイダス」の企画、開発、運営 |
設立 | 2019年4月1日 |
Webサイト | https://miidas.co.jp/ |
まとめ
ミイダスが提供するサービスは、単に採用を叶える手法ではなく、採用のミスマッチを防止し、適材適所を叶えたいという企業の課題に寄り添って考案されたサービスです。
企業の適材適所実現に大きな貢献が期待されるミイダスですが、採用全てのプロセスを代替するものではないことも覚えておく必要があります。
客観的なデータをどう活用し、どのような採用基準を定め、求人情報やオファーに工夫を凝らすか、これらは私たち「人」に委ねられている部分です。
ミイダスを使ってみることで、人とテクノロジーの親和性を肌で感じることができます。
離職、採用ミス、人材育成の問題に真剣に向き合っていきたいと考える企業はぜひ導入の参考にしてください。

慶應義塾大学卒業後、東証一部上場のIT企業に入社。
人事システム領域ではプロジェクトマネージャーとして、SAPやSuccessFactorsのグローバル展開など複数プロジェクトを経験。
人事部として新卒採用から中途採用、700人以上の社員のキャリアや労務を担当。
人事評価制度を構築した経験もあり、エンジニア採用や業務委託にも精通。