「障がいがあってなかなか就職活動が上手くいかない」

「就職できても長続きせずすぐに退職してしまう」

など、障がいを持ちながら就職・転職活動する際、このような悩みを抱えている人は少なくありません。

今回紹介する「Cocorport(ココルポート)」は、障がいを持つ人が生き生きと働けるようサポートする就労移行支援サービスです。

「就職できるようになるの?」「ついていけるか不安」といった疑問や不安を解消するため、この記事では人事歴9年の筆者が、Cocorportの特徴や利用するメリット・デメリットについて分かりやすく解説します。

また、気になる料金やカリキュラムについても紹介していくので、利用を検討している人はぜひ参考にしてみてください。

Cocorportの公式サイトはこちら⇒

顧客満足度No.1の転職エージェントは「doda」

「自分に合っている仕事が分からない。」
「転職活動のサポートを受けながら求人を見つけたい。」

など、転職活動をしている方は、このような悩みを持っているのではないでしょうか。

転職活動をしている全ての方におすすめしたいのが、「doda(デューダ)」です。

dodaの特徴は、以下の通りです。

  • 大手・優良企業の求人が豊富
  • 専門スタッフが希望や適性にあった求人の提案
  • 非公開求人多数、履歴書、職務経歴書のアドバイス
  • 面接のアドバイスや日程調整までトータルサポート

dodaは、オリコン顧客満足度調査でNo.1にもなっているサービス。

職務経歴書を簡単に作れるツールや適正チェックなど無料の機能が豊富なので、登録だけでも役に立つでしょう。

Cocorportの評判・口コミは?実際に利用した人の声を紹介!

サービスを初めて利用する際、実際の利用者からの評判や口コミは判断材料として非常に有用です。

ここでは、Cocorportに対する評判や口コミを、良いもの悪いものそれぞれ紹介していきます。

Cocorportの良い評判・口コミ

まずは、Cocorportに寄せられている良い評判や口コミから確認していきましょう。

就労経験がなかったので不安でしたが、ExcelやWordなどの基本的なPC操作を覚えることができて良かったです。

もともと希望していた事務職に就職することができ、無理なく働けているので感謝です。

就労経験がない場合、スキル不足や業務の進め方などに不安を感じる人がほとんどです。

Cocorportでは、こちらの口コミのように仕事でよく使うExcelやWordなどパソコンの基本操作をはじめ、個々のレベルに合わせたパソコン講座を受けられます。

また、PC資格取得のバックアップやビジネスマナーなど多数のプログラムが用意されているので、働いたことがない人でもスキルと自信を付けることが可能です。

障がい持ちであることをネガティブに捉えてしまい、履歴書や職務経歴書で上手くアピールできませんでした。

Cocorportではスタッフさんから書類の書き方や面接練習をしてもらえ、自信を持って就職活動ができるようになりました。

実際の企業で業務を行うトレーニングができたことも良かったです。

Cocorportでは、スキルアップのプログラムだけではなく、就職活動に必要な履歴書や職務経歴書の添削、面接対策なども実施してくれます。

こちらの口コミのように、障がいを持っている人のなかにはハンディキャップを感じ、ネガティブな考えを持ってしまう人も少なくありませんが、プロのアドバイスによって質の高い提出書類や自信を身に付けることができます。

こうした第三者からのアドバイスは、自身を客観的に見つめ直すきっかけになるほか、アプローチの仕方を学ぶ機会にもなるので、積極的に活用すると良いでしょう。

週の通所回数がいきなり3~4日以上だと通えるか不安だったけど、Cocorport週1日から通所できるのは良いと思う。

徐々に慣らしていけたので、無理なく通うことができた。

こちらの口コミにもあるように、他の就労移行支援サービスでは週の通所回数を3~4日以上といったように、下限を設けているところもあります。

障がいを持っている人のなかには「通所できるのか」「体力的にきつい」と感じてしまう人もいることでしょう。

その点、Cocorportでは利用開始当初は週1日から始められるので、無理なく利用することができます。

慣れてきたら徐々に回数を増やしていき、いざ就職したときのための通勤練習を意識してみると良いでしょう。

Cocorportの悪い評判・口コミ

就労未経験者や無理なく通所できることができるCocorportですが、その一方でネガティブな意見もあります。

ここでは、Cocorportに寄せられる悪い評判や口コミを確認していきましょう。

プログラムは多くの種類があるので魅力的だが、専門性の高いスキルは身に付けることができないので、過度な期待はしない方がいい。

専門的な職種に就職したい人は、特化しているサービスやスクールに通うことをおすすめする。

Cocorportでは、自己学習用に動画講座であるeラーニングが50以上も用意されており、自身の目標に向けて学習できる環境があります。

しかし、Cocorportは分野に特化しておらず、総合的な就労移行支援サービスなので、こちらの口コミのように専門職を目指したい人には物足りなく感じるかもしれません。

その場合には、自己学習はもちろん別途スクールに通うなどして、スキル習得を目指すことも選択肢に入れてみましょう。

Webサイトを見ていて良さそうと感じましたが、近所に事業所がなく断念しました。

近くにあれば利用したかったです。

Cocorportの事業所は、首都圏・大阪・兵庫・愛知・福岡の66箇所にありますが、それ以外の地域に住んでいる人は通所しにくいです。

隣接した県であれば1~2時間で通えるかもしれませんが、障がいを持っている人にとって、ハードルが高く感じられることでしょう。

その場合、全国展開や最寄り駅周辺に事業所がある別の就労移行支援サービスの利用も検討することをおすすめします。

Cocorportの公式サイトはこちら⇒

Cocorportの強み・メリット3選

就労移行支援サービスは多数ありますが、そのなかからCocorportを選ぶにはどのような理由が挙げられるのでしょうか。

ここでは、Cocorportのメリット、

  • 自分のペースで通所できる
  • 就職後の定着率が高い
  • 訓練メニュー(プログラム)が豊富

について解説していきます。

Cocorportの強み・メリット1.自分のペースで通所できる

障がいを持つ人にとって、就労移行支援サービスを利用する際に週の通所回数が気になっている人も多いことでしょう。

「いきなり週5日通うのは無理かも」「週3日でも大変かも」と感じてしまい、利用を断念してしまう人もいます。

その点、Cocorportでは週1~2回からといったように、無理のない範囲で通所を始めることができるのでハードルが低いです。

また、Cocorportは個別支援を重視しているので、自分のペースで訓練できるのは大きな魅力であるといえるでしょう。

Cocorportの強み・メリット2.就職後の定着率が高い

せっかく就職したのに直ぐに辞めることになっては勿体ないです。

職務経歴を無駄に増やすことになってしまい、今後の就職活動で「仕事が長続きしない人」というレッテルを貼られてしまうことにもなりかねません。

Cocorportでは、就職後の定着率が88.2%(2021年4月~2022年3月)と高い水準にあります。

また、就職者数も累計2,830名と多くの人がCocorportを通じて就職に成功しているので、安心して利用することができるといえるでしょう。

Cocorportの強み・メリット3.訓練メニュー(プログラム)が豊富

「就労移行支援サービスって何を学べるの?」と疑問に感じている人も多いことでしょう。

Cocorportでは、555種以上のプログラムが用意されており、パソコンやビジネスマナーはもちろん、セルフマネジメントやコミュニケーションなど社会人として必須スキルを一通り身に付けることが可能です。

また、模擬就労で実務の経験、就職活動のサポートも受けられるので就職の成功率も高められます。

変わり種として、余暇や気分転換(ストレス解消)のためにダンスやアロマテラピーといったプログラムも用意されているので、興味がある人は挑戦してみるのも良いでしょう。

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Cocorportの注意点・デメリット2選

多くのメリットがあるCocorportですが、その一方でデメリットも存在します。

ここでは、Cocorportのデメリット、

  • 事業所が全国にない
  • 専門的なスキルは身に付けにくい

について解説していきます。

Cocorportの注意点・デメリット1.事業所が全国にない

Cocorportの事業所は66箇所と決して少なくありませんが、首都圏・大阪・兵庫・愛知・福岡と限定的です。

主要都市は押さえているので、隣接した県からであれば1時間程度で通所もできますが、障がいを持つ人にとって長距離の移動は大きなデメリットに感じることでしょう。

また、午前中から通所する際には満員電車に乗らなければならないため、そちらも負担となる可能性もあります。

都市部の企業に就職することを想定している人にとっては、移動時間も通勤のためのトレーニングになりますが、自宅近辺で働こうとしている人にはストレスとなることでしょう。

無理をして体調を崩しては元も子もないので、事業所が遠いと感じる人は別の就労移行支援サービスの利用も検討することをおすすめします。

Cocorportの注意点・デメリット2.専門的なスキルは身に付けにくい

Cocorportでは非常に多くのプログラムが用意されており、社会人として必須スキルを身に付けることができますが、専門性はそれほど高くはないので高度なスキルを習得したい人は物足りなく感じる可能性があります。

パソコンスキルにおいても、ExcelやWordといったOffice系スキル以外にプログラミング言語を学べる講座も用意されていますが基礎的な内容です。

専門性が高く高度なスキルを習得したい人は、スクールへ通うことも視野に入れると良いでしょう。

Cocorportの機能をわかりやすく解説!

Cocorportでは、社会人に必要なスキルを訓練できるだけではなく、交通費・ランチ応援制度が設けられていることも嬉しいポイントです。

交通費応援制度では、自治体から一部交通費支給を受けている人は差額実費分となりますが、最大で月1万円まで支援してくれます。

ランチ応援制度においては、終日または午前半日通所の人を対象に昼食を提供してくれます。

たとえば、ランチ1回に500~1,000円、週3日通所した場合、月に6,000~12,000円浮くため非常にお得です。

就職前の収入がない状況において、こうした支援は非常に魅力的であるといえるでしょう。

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Cocorportの料金プラン・支払い方法

Cocorportでは、自身や家族の前年度の所得に応じて料金が発生します。

生活保護受給世帯や市町村民税非課税世帯は負担額なし、市町村民税課税世帯であれば月額9,300円、これらに該当しない世帯は月額37,200円で利用可能です。

公式サイトによると、現在(2022年11月時点)では9割以上の人が自己負担なく利用できている状態であり、費用が発生する人でも要件を満たすことで減免されることもあります。

自身がどの世帯に該当するのか分からない人は、近くの行政担当課やCocorportの受付窓口に相談してみると良いでしょう。

Cocorportを利用するまでの流れ

Cocorportを利用するまでの流れは次の通りです。

  1. 見学・説明会への申し込み
  2. 体験実習
  3. 手続き
  4. 利用開始

まずは、公式サイトから見学会や説明会の申し込みを行うところから始めましょう。

見学や説明会では、資料やWebサイトからだけでは伝わりにくい事務所の雰囲気はもちろん、疑問や不安に感じていることもスタッフが丁寧に解説してくれます。

いきなり見学や説明会に足を運ぶことに抵抗がある人は、問い合わせフォームや受付窓口から相談してみるのも方法の一つです。

見学や説明会を通じて興味を持ては、体験実習を行います。

期間は1~3日と短期間ですが、プログラムを実際に体験することでミスマッチを防ぐことができます。

通所を決意したら手続きに移りますが、その際もスタッフが必要書類の作成からサポートしてくれるので心配いりません。

無事手続きが完了したら利用開始です。

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Cocorportは「個人のペースで就労準備を進めたいな人」におすすめ!

Cocorportは、個人のレベルに合わせた就労支援に重きをおいているので、無理なく就労準備を進めたい人におすすめのサービスであるといえます。

用意されているプログラムも多彩なので、どのような仕事に就くのか悩んでいる人であっても寄り添ったサポートを受けられため、周囲と比較することなく自分のペースで受講できることも魅力的です。

PCスキルやビジネスマナー、模擬就労などの実践的なトレーニング以外に、余暇プログラムも設けられているので、社会人として長く働けるスキルをトータル的に身に付けることができるでしょう。

Cocorportに関するよくある質問

Cocorportに関するよくある質問、

  • 週何日からの利用が可能?
  • 就業経験がなくても利用できる?
  • 医師の診断がなくても利用できる?

について解説していきます。

Q

週何日からの利用が可能?

A

就労移行支援サービスのなかには、事務所への通所日数の下限が定められているところもありますが、Cocorportには制限がありません。

自身の体調やスケジュールに合わせられるのはもちろん、午前・午後のみといった半日利用も可能です。

無理のないペースで始められるので、気持ちの面でも身構えずに始めやすいといえるでしょう。

Q

就業経験がなくても利用できる?

A

Cocorportは、就労移行支援を目的としているので働いた経験がない人でも利用可能です。

個人支援に重きを置いているので、就業経験がなくてもレベルに合わせたサポートを受けられます。

また、学生(在学中)であっても一定の条件を満たせば利用できるので、興味がある人は一度相談してみると良いでしょう。

Q

医師の診断がなくても利用できる?

A

医師の診断がなければ、自治体での判断ができないため、利用することができません。

その一方で、医師の診断書や意見書があれば障害者手帳がなくても自治体の判断によって利用できます。

利用を検討している人は、まず主治医に相談してみるようにしましょう。

Cocorportの運営会社情報

ココルポートは、株式会社ココルポートが運営する就労移行支援サービスです。

今回紹介した就労移行支援サービス以外に、就職後の定着率を上げるための支援や、自立支援を行うココルポートカレッジの運用などをおこなっており、いずれも社会人として働き生きていくためのサポートを展開しています。

「心」の拠り所となる「港」でありたいという社名の由来通り、障がいを持った人をはじめ、利用者一人一人に寄り添ったサポートをしてくれるので、安心して利用することができるでしょう。

株式会社ココルポートの会社概要

運営会社である株式会社ココルポートの会社概要は次の通りです。

会社名

株式会社ココルポート

代表者名

佐原 敦矢

所在地

神奈川県川崎市川崎区砂子2-5-11 りそな川崎ビル4F

資本金

1億8,313万円

事業内容

障害者総合支援法に基づく障がい福祉サービス事業

まとめ

Cocorportは、障がいを持つ人の就労移行支援サービスであり、パソコンスキルやビジネスマナーなどをはじめ、非常に多くのプログラムが用意されています。

スキルを身に付けられるだけではなく、模擬就労や就職活動のサポート、就職後の定着率を上げるための支援を行ってくれます。

また交通費やランチ支援といった独自の制度も設けられているので、利用者は少ない負担で就労準備を進めることが可能です。

費用は世帯収入によって変わりますが、多くの人が無料で利用できているので、興味がある人は相談してみるところから始めてみると良いでしょう。

Cocorportの公式サイトはこちら⇒