「等級制度ってどんな風に分かれているの?」

「等級制度もシステムと連携させた方がいい?」

等級制度という言葉は人事部ならば聞いたことがありますよね。

実は等級制度は人事制度の中でも根幹を担う、非常に重要な部分となります。

等級と評価報酬が機能していない場合、人事部の意義が問われるとすら言えるでしょう。

ここでは東証一部上場企業で人事を9年経験した筆者が、等級制度についてわかりやすく解説いたします。

ぜひ参考にしてみてください。

等級制度とは何?

等級制度とは人事制度の1つで、社員が会社内で属する等級を示す制度となります。

一般的には経営層、管理職、非管理職などの大分類と、それぞれの中で部長、課長、係長、主任などの小分類に分かれますよね。

サラリーマンにとって等級は評価や報酬に直接関係する非常に重要なものですし、人事部にとっても人事制度の根幹となるものです。

等級制度は人事制度の根幹

人事制度には等級制度の他に、人事評価制度と人事報酬制度があります。

人事評価と報酬はこの等級を起点に決まりますので、等級制度は人事制度の根幹となりますよね。

人事等級が他の評価や報酬と結びついていない場合、等級制度が機能していない事態と言えるでしょう。

等級制度と人事評価・報酬はシステム連携必須

等級制度を起点として、人事評価制度と人事報酬制度が成り立ち、従業員が適正に評価をされてさらなる事業貢献を続けることができます。

言い換えれば等級制度が機能せず、評価や報酬も単なる年功序列のような仕組みでは、優秀な社員を留めることはできず、衰退企業となっていくリスクすらありますよね。

等級と報酬が結びついていなければ昇給昇格の意味すら無くなってしまいますが、実態はあまり機能していない人事制度も少なくありません。

等級制度と人事評価・報酬はシステム連携が必須であると言えます。

まとめ

等級制度は人事制度の中でも極めて重要です。

等級制度と評価報酬制度が機能していない場合、経営において人事部の存在意義が問われるとすら言えるでしょう。

等級制度は他の人事制度の根幹にもなりますので、人事部員は必ず理解しなければいけませんよね。