人事制度という言葉は人事部ならば必ず聞きますよね。

人事に関連する制度といった一般的な意味もありますが、実は専門用語として人事制度と言えば3つの制度を指します。

ここでは東証一部上場企業で人事を9年経験した筆者が、人事制度についてわかりやすく解説いたします。

ぜひ参考にしてみてください。

人事制度とは何?

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人事制度とは大きくは2つの意味があると言えるでしょう。

1つには人事に関わる制度全般のことを指し、これには人事労務の諸制度が含まれます。

しかし人事部において専門的に人事制度と言った場合は、主に等級、評価、報酬の3つの制度を指すことが多いでしょう。

人事制度は等級、評価、報酬の3制度で構成

 

専門用語での人事制度とは、等級、評価、報酬の3制度で構成されています。

それぞれの制度がリンクすることで、全体として意味のある人事制度を構築することができます。

人事制度1.等級制度

人事制度には等級制度が必要です。

等級の名称は会社個別で異なりますが、大きくは経営層、管理職、一般社員に分かれますよね。

そこから管理職でも部長や課長、一般社員でもランクごとに分かれるなど、等級は大きな会社になるほど細分化されていきます。

人事制度において等級は必須であり、等級に応じて評価や報酬が決まっていきます。

人事制度2.評価制度

人事制度では等級制度に基づいて評価制度を構築します。

従業員の何を評価するのかは会社ごとに異なり、パフォーマンスを最重視するのか、自分のパフォーマンスに繋がらなくても周りのサポートも加味するのかなど、評価制度には会社からのメッセージが含まれると言えるでしょう。

上司のみが評価を決める場合もあれば、部下や周りからの評判も評価に影響する会社もありますよね。

当然ながら部長と一般社員では評価対象が異なるわけですから、評価制度は等級制度に合わせて作られます。

人事制度3.報酬制度

等級制度に合わせて報酬制度も設計されます。

報酬は等級ごとにレンジが分かれており、それぞれの等級において評価が下され、報酬が決まる仕組みとなっています。

従業員にとって最重要とも言える報酬は、このように人事制度によって厳密に決められていると言えるでしょう。

まとめ

人事制度が意味するものは、広義の人事に関連する諸制度と、専門用語としての人事制度の2つがあります。

専門用語としての人事制度の場合、等級、評価、報酬の3つの制度で構成されます。

会社組織においては等級が非常に重要であり、等級に合わせて評価基準や報酬が決まっていきますよね。

人事部ならば必ず理解しなければいけない構造と言えるでしょう。

ぜひ参考にしてみてください。