今回HR Techガイドでインタビューをさせていただいたのは、経路検索でおなじみのNAVITIMEの機能をAPIで提供する「NAVITIME API」を運営している株式会社ナビタイムジャパン様です。

開発自由度の高い本格的なサービス構築から、ノーコード/ローコードで誰でも簡単にシステム開発できるサービスまで提供しているのが特徴で、複数の移動手段を組み合わせた経路検索ができるNAVITIMEの機能を、経費精算や業務効率化などに役立てることができます。

人材系の企業様は、求人情報への情報付与(最寄駅等)、求人検索サイトでの「通勤時間検索」や、派遣社員含め自社内での「交通費計算」といった用途で利用されています。

経路検索に問題意識をお持ちのすべての方に、ぜひチェックしていただきたいインタビューです。

NAVITIMEを業務に活用できる「NAVITIME API」の公式サイトはこちら⇒

目次
  1. 株式会社ナビタイムジャパン様へのインタビュー内容を紹介します
    1. Q1.「今回はインタビューのお時間をいただきありがとうございます。まず、NAVITIME APIの概要について、簡単に教えていただけますでしょうか?」
    2. Q2.「次にNAVITIME APIをスタートしたきっかけ・経緯を教えていただけますか?」
    3. Q3.「ここからは具体的な質問に入っていきたいと思います。競合サービスと比較した際の、NAVITIME APIの強み・優位性を教えてください。」
    4. Q4.「車や電車などを選択した上で通勤時間から求人を検索できる『通勤時間検索』機能は、具体的にどういった人材系の企業様におすすめしたい機能ですか?具体的な活用事例などあれば教えてください。」
    5. Q5.「新しく提供開始したWeb画面付きのAPI『交通費計算Widget』はどのような背景で生まれ、どのような特長があるのでしょうか?」
    6. Q6.「交通費計算Widgetを導入するにあたって、導入企業側の工数はどの程度かかるのでしょうか?また導入にあたっての不明点などはサポートいただけるのでしょうか?」
    7. Q7.「HR Techの文脈で考えた際に、株式会社ナビタイムジャパンとしてより強化していきたいサービスや機能があれば教えてください。」
    8. Q8.「株式会社ナビタイムジャパンとしての、将来的なビジョン・ゴールがあれば教えてください。」
    9. Q9. 「最後にインタビュー記事の読者について、一言お願いします!」
  2. 株式会社ナビタイムジャパンの会社情報
  3. 最後に

株式会社ナビタイムジャパン様へのインタビュー内容を紹介します

それでは早速、「株式会社ナビタイムジャパン様」へのインタビュー内容を紹介していきましょう。

Q1.「今回はインタビューのお時間をいただきありがとうございます。まず、NAVITIME APIの概要について、簡単に教えていただけますでしょうか?」

NAVITIME APIは、弊社の個人ユーザー向けサービス「NAVITIME」「カーナビタイム」等で提供している機能を、業務システムやWebサイト、アプリなどに簡単に組み込めるよう、API形式で提供するサービスです。

ドアtoドアのルート検索・ナビゲーション「トータルナビ」や、自動車、電車、バス、自転車など様々な移動手段のルート検索、地図表示などをご利用いただけます。

「バスや車にも対応した交通費精算」などの業務支援サービスでの利用や、「巡回経路検索による配送・移動の最適化」などの業務効率化、「トータルナビ検索による店舗案内や移動のシミュレーション」など、様々な用途でお客様の業務を支援しています。

開発自由度の高い本格的なサービス構築はもちろん、ノーコード/ローコードで誰でも簡単に高機能なサービス・システム開発ができるのが特徴です。

Q2.「次にNAVITIME APIをスタートしたきっかけ・経緯を教えていただけますか?」

もともとナビタイムジャパンは、2000年に独自のドアtoドアの経路探索エンジン(トータルナビ)をお客様へ提供することからスタートした会社です。

2003年に携帯端末向けのナビゲーションサービスを個人向けに提供開始してから認知度が高まりましたが、実はその年にAPI形式での技術提供、すなわち「NAVITIME API」の販売を開始しています。

自社サービスの発展だけでなく社外に対して積極的に技術提供していくという方針は、創業時より掲げている「経路探索エンジンの技術で世界の産業に奉仕する」という経営理念に沿ったもので、APIという技術提供の仕組みには早くから取り組んできました。

2019年9月には、「NAVITIME API 2.0」をリリースし、最新の技術トレンドに合わせて使いやすいAPIとしてリニューアルしました。

それ以降も細かなアップデートや毎月の機能追加、最近ではWeb画面つきのAPI提供など、サービスを進化させ、現在多くのお客様の業務システムやWebサイトなどでご活用いただいています。

Q3.「ここからは具体的な質問に入っていきたいと思います。競合サービスと比較した際の、NAVITIME APIの強み・優位性を教えてください。」

まず、出発地から目的地まで複数の移動手段を組み合わせてドアtoドアで検索できる点です。

「ルート検索」では、徒歩・自転車・車といった「道路交通」と、電車・バス・飛行機・船といった「公共交通」では検索する技術が大きく異なるため、どちらか一方にしか対応していない会社が多いです。

ナビタイムジャパンでは、道路交通と公共交通を組み合わせた「トータルナビ」検索の経路探索エンジンがコア技術のため、どちらにも対応しており、組み合わせて最適な検索を行うことができます。

次に、高品質の経路検索ができる点です。

弊社は社員の8割がエンジニアで、すべてのサービスを自社開発しており、新機能開発やアルゴリズム開発はもちろん、ナビゲーションに必要な様々なデータも自社で独自に整備しています。

2021年3月までに全国の路線バス511社・コミュニティバス1193自治体に対応し、バスを含めたルートの検索と運賃の算出が全国で可能になりました。

また、自転車・バイクなど移動手段ごとに、安全に通れる道だけを案内できるよう、自社でデータ整備を進めています。

そのため、様々な移動手段に対応した高品質の経路検索には自信を持っています。

また、「交通費計算」に関しては、2021年9月末に新しくWeb画面付きのAPIの提供も開始しました。

APIの強みを活かしつつ、ローコードでご導入いただけるソリューションであり、まだまだ手作業によるコストが課題視される交通費精算の現場を支援できるものと考えています。

Q4.「車や電車などを選択した上で通勤時間から求人を検索できる『通勤時間検索』機能は、具体的にどういった人材系の企業様におすすめしたい機能ですか?具体的な活用事例などあれば教えてください。」

「通勤時間検索」は、多くの人材系企業様のWebサイト内でご活用頂いています。

勤務先を決定する上では、「自宅からの通勤時間がどれくらいか」というのは非常に気になる情報です。

そのため、求人情報を多く取り扱われている企業様で、ご利用者とのニーズに、よりマッチした求人検索機能を提供することで満足度を高めたい場合に、ぜひ導入をおすすめしたい機能です。

なお、ご利用者様が直接使うWebサイト内だけでなく、営業担当者が受け持ちの方の対応時に使用する、社内利用でもご活用いただいています。

求人情報を探してから通勤時間を調べるのではなく、希望する通勤時間をあらかじめ考慮して紹介できるため、対応コストの削減につながっているとのことです。

Q5.「新しく提供開始したWeb画面付きのAPI『交通費計算Widget』はどのような背景で生まれ、どのような特長があるのでしょうか?」

以前より、NAVITIME APIは、全国のバス対応100%や、公共交通手段だけでなく、車の検索もできることが決め手となり、多くのお客様に交通費計算用途でご採用いただいています。

ただ、柔軟で自由度の高い画面設計が可能な一方、交通費の検索画面を実装するには、プログラミング知識のあるシステム開発者が設計・構築する必要があり、利用開始まである程度の時間を要していました。

お客様の中には、「バスも車も対応したいので、ナビタイムのサービスには非常に興味がある、しかしなかなか開発工数がかけられない」と仰る方も多いです。

そこで、より簡単に交通費計算機能を導入できるよう「交通費計算Widget」が生まれました。

交通費計算Widgetは、交通費計算機能のあるWeb画面を読み込むだけで利用が可能なため、システム開発者ではなくてもシステムへの組み込みを行うことができます。

検索画面のテーマカラーも選択でき、既存システムに合わせたシームレスなデザインが可能です。

出発地と目的地から自動的に最適な駅を割り出し、経路や交通費の算出ができるため、申請時の検索の手間や、承認者が申請された交通費の妥当性チェックを行う手間が大幅に削減できます。

Q6.「交通費計算Widgetを導入するにあたって、導入企業側の工数はどの程度かかるのでしょうか?また導入にあたっての不明点などはサポートいただけるのでしょうか?」

既存のシステムにつなぎ込みを行うだけで利用できますので、その部分で言えば最短1日で導入が可能です。

プログラミングが不要で、システム開発者ではない現場の方でもご対応いただけるので、交通費計算機能をシステムに取り入れたいお客様には、ぜひご検討いただきたいですね。

導入時には、サポートチームがメール等でサポートいたしますので、ご安心ください。

無償で90日間のトライアル利用も可能です。

Q7.「HR Techの文脈で考えた際に、株式会社ナビタイムジャパンとしてより強化していきたいサービスや機能があれば教えてください。」

働き方改革の推進や新型コロナウイルスの影響により、人々の働き方や働く環境が大きく変化し多様化しました。

そのような中で生じる様々な課題を解決する手段として、HR Techの役割は大きくなるのではないでしょうか。

ナビタイムジャパンとしても、効率的な移動の実現、新しい仕事をはじめる方のサポート、人と仕事のマッチングなどに活用できる技術を強化していきたいと考えています。

また、ITの専門家がいない現場における業務改善、DXの導入も重要になってくるでしょう。

ナビタイムジャパンとしては、ノーコード/ローコードで利用できるサービスを増やしていき、煩雑な業務を少しでもスリム化できるように支援していきたいと考えています。

Q8.「株式会社ナビタイムジャパンとしての、将来的なビジョン・ゴールがあれば教えてください。」

ナビタイムジャパンでは創業当時より、「経路探索エンジンの技術で世界の産業に奉仕する」を経営理念に掲げています。

移動にかかるストレスをなくし、ひとりひとりの限られた時間の中に、より有益な時間を生み出すことを目指して、技術開発の研鑽を積んできました。

あらゆるシーンにおいて、誰もが安心して移動できるサポートをし、利便性と安全性という両面で社会貢献をしたいと考えています。

同時に、当社サービスによって算出された最適経路や時間が、次の時代へ向けた新たな産業創出の原動力となるよう、これからも常に開発の向上に努めてまいります。

Q9. 「最後にインタビュー記事の読者について、一言お願いします!」

最後までご覧いただきありがとうございました。

移動に関連して何か課題やお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。

みなさまが安心・安全で快適な移動ができるよう、約20年にわたって独自の技術開発やサービス提供をしてきた知見を生かし、課題解決のお手伝いができましたら幸いです。

また、ご紹介したサービスは無償でのお試し利用も可能ですので、ご興味を持って頂けましたらぜひサイトよりお申込みください。

株式会社ナビタイムジャパンの会社情報

会社名株式会社ナビタイムジャパン
所在地東京都港区南青山3-8-38南青山東急ビル
代表取締役大西 啓介
公式サイトURLhttps://corporate.navitime.co.jp/

最後に

今回は、「NAVITIME API」を提供している株式会社ナビタイムジャパン様のインタビュー記事を紹介しました。

「経路探索エンジンの技術で世界の産業に奉仕する」という経営理念のもと、惜しみなく技術提供を続け、社会に貢献していく姿勢がとても魅力的ですね。

例としてご紹介いただいた「希望する通勤時間からの求人検索」という使い方はもちろん、経路検索に対する問題意識によってさまざまな使い方ができそうです。

今回の記事で興味を持たれた方は、ぜひ下記のリンクからNAVITIME APIや交通費計算Widgetの公式サイトをチェックしてみてください。

NAVITIME APIの公式サイトはこちら⇒

交通費計算Widgetの公式サイトはこちら⇒

株式会社ナビタイムジャパン様、今回はお忙しい中インタビューをお受けいただき、ありがとうございました!

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